熱性痙攣の治療法とは?
症状と持続時間
熱性痙攣の主な症状は、突然の凝視、筋肉の硬直や緩み、片側または両側のけいれん性の動き、意識喪失です。発作は通常1〜15分続き、平均は約6分です。10%未満の子どもは15分以上続くことがあり、その場合は神経障害を防ぐために直ちに医療機関を受診する必要があります。
原因
熱性痙攣は、出生前の出血や感染、出生時の外傷、風疹やHIVなどの感染症、出生後の外傷や感染、脳卒中、腫瘍、薬物離脱などが引き金になることがあります。また、遺伝的・染色体異常や代謝障害による脳の発達異常も原因とされています。
リスク要因
18か月未満で初発する子ども、病気の初期数時間で痙攣を起こす子ども、家族に熱性痙攣の既往がある子どもはリスクが高くなります。発作が15分以上続く、24時間以内に2回以上発作がある、脳性麻痺などの神経障害を持つ子どもは、後にてんかんを発症するリスクが増大します。
治療法
熱性痙攣の治療は、解熱剤や快適さを保つ薬、抗痙攣薬などの薬物療法が中心です。子どもごとに薬剤の反応が異なるため、医師は最適な薬剤と投与量を選択します。標準治療で効果が不十分な場合は、医師管理下の特別食やホルモン療法が検討されます。まれに、薬物療法が効かないケースでは脳手術が選択肢になることもあります。
長期的な管理
多くの子どもは熱性痙攣が自然に消失するため、長期的な抗痙攣薬の使用は推奨されません。副作用や有効性の不確実性があるためです。高熱時に再発しやすい子どもには、ジアゼパムなどの救急薬を処方し、発作を抑える対策が取られます。
予後
全児童の3〜4%が熱性痙攣を経験しますが、そのうち約40%が再発します。大半の子どもは5歳までに熱性痙攣が治まり、正常な成長・発達を続けます。一部の子どもは痙攣が続き、てんかんへ移行することがあります。
