胆嚢手術後に期待できることと対処法
米国のNational Digestive Diseases Information Clearinghouseによると、毎年約50万人が胆嚢摘出術(胆嚢切除、cholecystectomy)を受けています。
手術後には便秘、下痢、嘔吐、腹痛、激しいガス、血栓といった副作用が現れることがありますが、ほとんどは手術後すぐに軽減します。
便秘
胆嚢が摘出されると、胆汁は胆嚢に貯蔵されず、肝臓から直接小腸へ流れます。そのため、手術直後に一時的な便秘が起こりやすくなります。主な原因は麻酔や術後の鎮痛薬による腸の動きの低下です。
下痢
便秘とは異なり、下痢は数年にわたって続くことがあります。Mayo Clinicの調査では、胆嚢摘出術を受けた患者の3人に1人、あるいは100人に1人が下痢を経験すると報告されています。
下痢の正確な原因は不明ですが、胆汁酸が大腸に多く流入し、下剤のような作用を示すことが考えられます。
下痢の対策
- 医師に相談し、抗下痢薬や胆汁酸吸収抑制薬(例:アルミニウムヒドロキシド)を使用する。
- 乳製品、脂っこい食べ物、甘いもの、カフェインなど、症状を悪化させる食品を控える。
血栓
胆嚢手術後は血栓ができやすくなるリスクがあります。予防策として、足に締め付ける圧迫ストッキングを着用し、血液が脚にたまらないようにします。
さらに、圧迫ストッキングの上に空気ポンプ付きのシューやレギンスを装着すれば、足の血流を心臓へ戻す効果が高まります。
これらの症状は個人差がありますが、早期に医師と相談し、適切な生活習慣や薬剤で管理することが回復を促進します。
