てんかん治療に食事療法を活用する方法
食事療法はてんかんの治療に有効とされ、特に子どもにおいて発作の大幅な減少が期待できます。最も一般的に推奨されるのは「ケトン食(ケトジェニックダイエット)」で、薬が効かない場合に医師の厳格な管理のもと実施されます。
手順
ステップ1:医師と相談する
ケトン食は数十年にわたりてんかん治療に用いられてきた断食に近い食事法です。体が脂肪をエネルギー源として燃焼するよう促し、ケトン体の産生を増加させます。ケトン体は脳や脊髄の異常な興奮を抑制します。
ステップ2:入院中に開始する
子どもは入院中に食事を開始します。最初の2〜3日間は液体のみが許可され、固形食は与えられません。医師はこの期間に子どもの状態を監視し、副作用を最小限に抑えるよう管理します。
ステップ3:低血糖への対処
血糖値が低下すると、子どもは混乱したり、無表情・イライラしたり、顔が青白く汗をかくことがあります。医師が血糖値を継続的にチェックし、危険を防ぎます。
ステップ4:ケトン体の上昇を確認する
2〜3日間の絶食後、尿や血中のケトン体が上がり始めたら次の段階へ移ります。主に高脂肪食品(バター、ヘビークリームなど)を中心にし、肉・魚・鶏肉などのタンパク質や野菜・果物は少量ずつ取り入れます。
ステップ5:薬の減量・中止を検討する
食事療法で発作が減少し安定すれば、医師は抗てんかん薬の減量や中止を提案することがあります。
ケトン食は専門医の指導の下で慎重に進める必要がありますが、適切に実施すれば発作の頻度を大幅に減らすことが期待できます。
