精巣(副睾丸)閉塞を持つ男性の治療法は?
副睾丸(精巣上体)の閉塞は、感染や炎症、先天的要因、外傷などが原因で起こります。原因と閉塞の程度に応じて、以下のような治療法が選択されます。
1. 抗生物質・抗炎症薬
閉塞が感染や炎症による場合、抗生物質と抗炎症薬で基礎疾患を治療し、炎症を抑えます。
2. 手術療法
重度や持続的な閉塞には手術が必要です。主な手術は次のとおりです。
・精管再建術(Vasovasostomy)
精管と副睾丸を直接つなぎ、閉塞部を迂回します。
・副睾丸精管再建術(Epididymovasostomy)
副睾丸と精管の新たな連結部を作成します。
・顕微鏡下副睾丸精子採取(MESA)
顕微鏡手術で副睾丸から直接精子を採取し、体外受精(IVF)などに利用します。
3. 補助生殖技術(ART)
自然妊娠が困難な場合、以下の技術が検討されます。
・顕微授精(ICSI)
採取した単一の精子を卵子に直接注入し受精させます。
・経皮的副睾丸精子採取(PESA)
細い針で副睾丸から精子を採取し、ICSIに使用します。
4. 精子採取・凍結保存
精巣や副睾丸から精子を採取し、凍結保存して将来のARTに備えることも可能です。
5. 専門医への相談
泌尿器科医や不妊治療専門医と相談し、個々の状態と妊娠希望に合わせた最適な治療法を決定してください。
