頭蓋血管閉塞と片頭痛の関係
頭蓋血管閉塞とは
脳内の血管は曲がりくねっており、コレステロールがたまりやすい構造です。血管が詰まると血流が遮断され、脳の一部に酸素や栄養が届かなくなります。重症の場合は脳梗塞(ストローク)と呼ばれます。
症状
脳梗塞が起きると、詰まった血管と同側の顔面や手足にしびれや脱力が現れます。さらに、言語障害や意識混濁が起こることもあります。片頭痛と共通する症状として、突然の激しい頭痛、視界のぼやけ、めまいが挙げられ、歩行が困難になることもあります。
片頭痛とは
片頭痛は脳の異常な活動が原因で起こります。ストレスや睡眠リズムの乱れ、強い光などが誘因となります。10代から40代前半に多く見られますが、年齢が上がってから初めて発症することもあります。頭痛に加えて、視野の盲点やジグザグの光、めまい、集中困難が典型的な症状です。
治療法
脳梗塞と片頭痛は症状が似ていても原因が異なるため、治療法も異なります。脳梗塞では、血管閉塞を速やかに除去することが最優先です。アルテプラーゼやレテプラーゼといった組織プラスミノーゲン活性化因子(tPA)を用いることがあります。閉塞除去後は、脳損傷の程度に応じてリハビリテーションが必要です。
片頭痛には根本的な治癒薬はありませんが、脱水を避け暗い部屋で休むことで症状が和らぐことがあります。トリプタン系薬剤、エルゴタ系薬剤、イソメテプチンなどの処方薬が発作の抑制に有効です。
注意点
片頭痛と思われる症状に加えて、脳梗塞の兆候(片側のしびれや言語障害など)がある場合は、直ちに医療機関を受診してください。頭蓋血管閉塞は脳障害のリスクが高く、早期の診断と治療が予後を大きく左右します。
