局所的神経学的症状を伴う片頭痛とは?
病状の進行
片頭痛は脳の異常な活動に起因する疾患で、激しい頭痛に加えて吐き気、光・音への過敏、しびれ、視覚障害などが現れます。視覚障害は「局所的神経学的症状(オーラ)」と呼ばれます。
発作は前兆期から始まることが多く、疲労感、首の痛み、光・音・臭いへの耐性低下などが見られます。その後にオーラ期が続き、視覚的な変化が顕在化します。
オーラを伴う片頭痛患者
片頭痛患者の約20〜40%がオーラを経験し、発作の最初に視覚や感覚の変化が現れます。前兆症状に気付かない場合でも、オーラが痛みの到来を知らせます。
オーラ期の症状
- 光点やジグザグの線、閃光(スパークル)などの視覚的変化
- 部分的な視野欠損や視界が波打つ感覚
- 手足のしびれや感覚異常
- 言語障害(構音障害)
脳卒中と片頭痛オーラの混同
オーラ期の症状は脳卒中(特に一過性脳虚血発作)と類似しており、しびれ、構音障害、視覚障害、筋力低下などが共通します。そのため、軽度の脳卒中が片頭痛と誤診されることがあります。
脳卒中と片頭痛
まれにオーラを伴う片頭痛発作中に脳卒中が起こることがあります。リスク因子として喫煙や経口避妊薬の使用が挙げられ、特に出産年齢の女性は非片頭痛女性の約3倍のリスクがあります。
