多発性硬化症(MS)の症状と兆候

疲労

NMSSによると、MS患者の約80%が強い疲労感を訴えます。疲労は日常生活や仕事のパフォーマンスに支障をきたし、病状が進行するほど頻度が増えるとされています。患者は特に昼過ぎに疲れを感じやすいです。

視覚障害

視力低下はMSの初期症状としてよく見られます。二重視、目の不快感や痛み、ぼやけた視界が現れ、場合によっては視力喪失も起こります。Mayo Clinicによれば、視力喪失は最初は片眼に限られることが多いです。

バランス障害

歩行時のバランスや協調性が低下し、転倒リスクが高まります。このため、移動範囲が制限されることがあります。

しびれ・疼痛

しびれや刺すような感覚、異常感覚はMSの代表的な症状です。顔・腕・脚など全身に現れ、顔面痛や筋肉の痙攣を伴うこともあります。NMSSの調査では、約半数の患者が時折、残りの半数が常に痛みを感じると報告されています。

排尿・排便障害

NMSSによると、MS患者の約80%が膀胱機能障害を経験し、排尿障害が一般的です。また、腸のコントロールが失われ、下痢やその他の胃腸症状も頻繁に見られます。

その他の主な症状

  • めまい(ふらつきやめまい)
  • 感情・認知機能の変化
  • 性機能障害
  • 痙縮(筋肉の硬直)

比較的まれな症状

  • 言語障害
  • 嚥下困難
  • 頭痛
  • 聴力低下
  • かゆみ
  • 呼吸困難
  • 振戦や発作

これらの症状は他の疾患でも起こり得ます。疑いがある場合は、医師に相談し正確な診断を受けましょう。

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