多発性硬化症(MS)患者の運動とその効果

運動のメリット

National MS Societyによると、1996年にユタ大学が実施した研究で、運動がMS患者に有益であることが示されました。対象者は有酸素運動中心のプログラムに参加し、通常の運動効果に加えて、排尿・排便機能の改善、うつ症状の軽減、そして病気で徐々に低下する筋力の維持が確認されました。


適切なプログラムの選び方

症状や身体の状態に合わせた安全なプログラムを選ぶことが重要です。MSは影響部位により能力や制限が異なるため、理学療法士や医師と相談しながら、心肺系トレーニング(ランニングやサイクリング)や軽いウェイトトレーニングを組み合わせたルーティンを作成しましょう。


リスクと注意点

活動的でないMS患者は症状の進行が早くなるとNational MS Societyは指摘しています。骨折リスクや呼吸器障害、筋萎縮が高まります。運動は必要ですが、過度の発熱を避けるため、暑い日や直射日光の下でのトレーニングは控え、涼しい環境で行うことが安全です。

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