多発性硬化症の兆候と症状
多発性硬化症(MS)は、慢性で障害を伴う中枢神経系(CNS)疾患です。自己免疫疾患であるため、他の病気と類似した症状が現れることがあります。正確な診断には専門的な検査が必要です。
運動症状
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筋肉の痛みや脱力が起こり、重症例では麻痺に至ることがあります。言語障害として、言葉がもつれることや発音が不明瞭になることもあります。また、四肢や体幹の不随意運動が頻繁に見られ、筋肉の硬直やけいれんが起こります。
感覚症状
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CNSの損傷により感覚系が影響を受け、手足のしびれやチクチク感が一般的です。症状が進行すると、体の一部が完全に感覚を失うこともあります。原因不明の顔面痛や全身の痛みも報告されています。
認知症状
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抑うつ状態や興味の喪失、異常に悲しい感情が現れます。診断直後や身体症状が続くことで精神的負担が増し、気分の変動や不安、短期・長期記憶障害、さらには認知症に至るケースもあります。
視覚症状
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眼球運動や眼筋はCNSが制御しているため、視力低下が頻繁に起こります。ぼやけた視界、異常な眼球運動、二重視、眼の協調運動障害などが報告されています。
診断
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MSの診断基準は、CNSの異なる部位に2か所以上の損傷が認められ、かつそれらの損傷が1か月以上離れて発生していることです。他の疾患を除外する必要があります。一般的な検査としてMRIや視覚誘発電位(VEP)検査が行われ、特にVEPは診断に有用とされています。脊髄液検査(腰椎穿刺)も診断補助に用いられます。
治療
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根治療法はまだありませんが、近年は症状緩和や病勢進行抑制に効果的な治療薬が開発されています。発作のコントロールや病気の進行を遅らせる薬として、Rebif、Avonex、Copaxone などが広く処方されています。
