高齢者における多発性硬化症(MS)の症状

多発性硬化症(MS)は中枢神経系に影響を及ぼす疾患で、15歳から50歳頃に発症することが多いですが、高齢者でも発症します。高齢者の症状は人それぞれで、出現のタイミングや持続時間も様々です。以下に、高齢者に多く見られる主な症状をまとめました。

視覚症状

  • 視力低下、ぼやけた視界、色覚障害、失明
  • 二重視、眼球運動時の閃光感覚
  • 眼痛、眼球の不随意な揺れや過剰な動き、両眼の協調障害、瞳孔反応の異常

運動症状

  • 筋力低下や部分的・全体的な麻痺、筋緊張の低下によるこわばりや疼痛、関節可動域の制限
  • 構音障害、筋肉の萎縮や不随意収縮、姿勢異常、痙攣、筋肉のねじれや引っ張り感、足の引きずり

感覚症状

  • 部分的なしびれ、チクチク感、振動感、 buzzing 感覚
  • 完全な感覚消失、原因不明の疼痛、焼けるような痛み、かゆみ、電気ショック様の感覚
  • 頭部を動かしたときの振動感、身体部位の位置感覚喪失、顔面痛

協調性・平衡感覚の症状

  • 細かい動作時の揺れ、四肢の過剰・不足な動き
  • 内耳の平衡機能障害によるめまい、嘔吐、乗り物酔い感覚
  • 発話の協調障害、吃音、四肢位置感覚の遅延、リズムに合わせた速い交互運動の困難

排泄・性機能の症状

  • 頻尿・尿失禁、排尿困難・残尿感
  • 男女ともに勃起不全、オーガズム障害、射精の逆流、性欲減退
  • 便通の不規則、便意切迫、失禁

認知症状

  • 短期・長期記憶障害、忘れやすさ、語彙検索の遅延
  • 認知症、気分変動や陶酔感、双極性障害、焦燥感・不安
  • 言語理解・産出の障害

その他の症状

  • 疲労感、熱による症状悪化、逆流性食道炎、味覚・嗅覚障害
  • てんかん発作、嚥下障害、呼吸困難、睡眠障害、四肢の過度な冷感、自律神経障害
  • これらの症状は他の疾患でも見られるため、心配な場合は必ず医師に相談してください。

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