多発性硬化症の再発時の症状と見分け方

中枢神経系の疾患である多発性硬化症(MS)は、寛解と再発を繰り返すことが特徴です。足のしびれなど、再発と関係のない一時的な症状もありますが、患者は再発が近いのではと不安になることがあります。しかし、実際にはそれが再発であるとは限りません。

再発の定義

再発は、既存の症状が悪化するか、新たな症状が出現することを指します。そのため、再発は「増悪(exacerbation)」とも呼ばれます。

多発性硬化症の症状

視覚障害、筋力低下、筋肉の痙攣やけいれん、感覚麻痺、疼痛、協調運動障害、震えなどが挙げられます。これらの症状が初めて現れた、または以前より悪化した場合は再発の可能性があります。

診断の確認

再発は必ずしも急激に現れないことがあるため、MRI検査で脳や脊髄に新たな病変があるか確認する必要があります。

再発の期間

再発は症状が最低でも24時間以上続き、通常は数週間続きます。また、前回の再発から少なくとも1か月以上経過して初めて新たな再発と判断されます。これは炎症が軽減した後の症状変化と区別するためです。

偽再発(疑似再発)

偽再発は、体温上昇(暑さ、運動、感染など)に伴う一時的な症状の悪化で、実際の再発ではありません。

症状に変化がある場合は、速やかに医師に相談し、適切な検査を受けましょう。

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