RSD(反射性交感神経ジストロフィー)とは何か?

概要

RSD(Reflex Sympathetic Dystrophy、別名複合性局所疼痛症候群)は、慢性的な激しい疼痛を伴う疾患です。主に外傷や手術後に神経系が異常に働き、痛みの信号が脳へ過剰に送られます。

診断・識別

RSDは外傷や手術を受けた四肢に現れやすく、感染、関節疾患、やけど、切創、石灰化やギプス装着などが引き金になることがあります。症状が他の慢性疼痛と似ているため、診断が難しいとされています。

主な症状

・燃えるような灼熱感や鈍い疼痛
・疼痛部位の腫脹や関節の圧痛
・動作制限による筋萎縮(萎縮)
・筋痙攣、発汗、皮膚の色変化(赤みや青み、光沢)

上記のうち3項目以上が同時に認められると、RSDの可能性が高くなります。

経過・ステージ

RSDは主に3段階に分かれます。

  • 急性期:激しい灼熱痛が続く。
  • ジストロフィック期:皮膚の色・温度変化や骨の変化が見られる。
  • 萎縮期:可動域が狭くなるが、痛みはやや軽減する。

各期は概ね6か月程度続きますが、個人差があります。発症年齢は40〜60歳が多いですが、全年齢で起こり得ます。

放置時のリスク

早期診断・治療が遅れると、筋肉の硬直や萎縮が進行し、指や足趾が固定されることがあります。また、疼痛が元の部位から遠く離れた部位へ拡大し、対側の四肢や体の半側全体に広がることもあります。

予防と治療法

症状が出たら速やかに治療を開始することが重要です。主な治療法は以下の通りです。

  • 疼痛緩和薬(処方薬・市販薬)
  • ステロイド投与
  • 骨密度低下を防ぐサプリメント
  • 温熱・冷却交互療法
  • 理学療法・リハビリテーション
  • 神経ブロックや電気刺激による疼痛伝達の遮断

早期の包括的なアプローチが、症状の進行を抑え生活の質を向上させます。

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