本態性振戦への対処法
振戦は手足や頭部など体の一部が自動的に震える症状です。さまざまな種類がありますが、本態性振戦が最も一般的です。疾病と直接結びつかないため危険性は低いものの、見た目が不自然になり、社会生活や日常の動作に支障をきたすことがあります。
本態性振戦が仕事や日常生活に支障を来す場合は、医師に相談し治療法を検討しましょう。
対象部位と症状
本態性振戦は主に手に現れますが、四肢や頭部、首にも影響を及ぼすことがあります。震えは食事や文字を書くときに顕著になり、対象に向かう動作が近づくほど振幅が大きくなる傾向があります。ストレスや食事内容によっても変動します。
治療の選択肢
メイヨークリニックによれば、薬物療法としては副作用が比較的少ないβ遮断薬が第一選択とされています。これらは心拍数を下げる効果があり、高血圧の治療にも用いられますが、糖尿病や喘息のある方には適さないため、必ず医師に相談してください。もう一つの選択肢は抗痙攣薬(例:トピラマ)ですが、眠気や視覚障害、インフルエンザ様症状などの副作用が報告されています。
自然療法と呼吸法
自然な方法を好む方には、木ベチアンなどの鎮静作用のあるハーブ、手首に重りを付けて行う理学療法、食事管理が有効です。カフェインや糖分は神経系を刺激し振戦を悪化させることがあるため、摂取を控えることが推奨されます。ロマ・リンダ大学医療センターの運動障害クリニックの陳医師は、深呼吸によるリラックスが不安を軽減し、血圧とストレスを安定させることで振戦の抑制につながると述べています。
