理学療法(Physical Therapy)
理学療法は医師の処方で受けられる代表的な治療法です。学校やリハビリテーションセンター、個人のセラピストなど、さまざまな場所で提供されています。患者さんの状態に合わせて、歩行矯正、バランス改善、上肢筋力強化などのエクササイズが行われます。
水中療法(Aquatic Therapy)
水中療法は、硬い床面での転倒リスクが低く、関節や筋肉への負担が軽減されるため、陸上の理学療法より安全と感じる方もいます。水の浮力により可動域が広がり、効果的なトレーニングが可能です。こちらも医師の処方が必要で、リハビリ施設で受けられます。
医学的療法(Medical Therapy)
ボツリヌス毒素(Botox)注射
美容目的で知られるボツリヌス毒素は、筋緊張を緩める効果があるため、脳性麻痺の筋肉硬直にも使用されます。ハムストリングスなど緊張が強い部位に注射し、約4〜6か月間筋弛緩が持続します。注射後は理学療法を併用すると、効果が最大化します。
筋弛緩薬
代表的な薬剤としてバクロフェンがあります。経口投与は1日数回必要で、効果は約8時間続きます。また、ドーパミン作動薬(シネルート、アルタネなど)も筋痙攣のコントロールに用いられます。医師の指示に従い、適切な用量と服用タイミングを守りましょう。
最適な治療を選ぶために
本稿で紹介した治療法は、脳性麻痺に対する多くの選択肢の一部です。ご自身やご家族が脳性麻痺と診断された場合は、主治医と相談し、症状や生活環境に合った最適な治療プランを立てることが重要です。
