顔面痛を引き起こす神経障害―三叉神経痛の全体像

概要

三叉神経痛は顔面に激しい痛みをもたらす慢性疾患です。頭部の大きな神経のひとつが刺激され、電撃様や焼けつくような痛みが突如起こります。痛みは短時間で強烈で、日常生活を妨げることがあります。


原因

多くの場合、血管が三叉神経を圧迫することが原因とされています。加齢や多発性硬化症、腫瘍による神経損傷が関与することもありますが、原因不明の例も少なくありません。


症状

顔の片側に突然の電撃様痛や焼けるような痛みが数秒間続き、1日に何度も発作が起こります。シェービングや歯磨き、食事、飲み物などが誘発因子になることがあります。症状は数週間から数年の間に自然に消失することもありますが、再発することがあります。


治療法

主に抗てんかん薬で神経の過剰興奮を抑制します。焼ける感覚が強い場合は抗うつ薬が用いられることもあります。鎮痛薬や外用鎮痛剤は効果が限定的です。代替療法として鍼灸、神経電気刺激、バイオフィードバックなどを選択する患者もいます。


リスク要因

50歳以上の高齢者に多く見られますが、若年でも発症します。女性にやや多く、家族歴があることも報告されています。

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