三叉神経痛の治療法と選択肢

三叉神経痛は顔面の片側に起こる激しい痛みで、軽い刺激や食事・会話・歯磨きといった日常動作で痛みが誘発されます。症状は間欠的で、長期間痛みがないこともあります。

薬物療法

  • 抗痙攣薬(カルバマゼピン、トピラマート、クロナゼパムなど)は神経の異常興奮を抑え、最初の治療として用いられます。

  • 筋弛緩剤のバクロフェンは、他の薬と併用して筋肉痙攣を防ぎます。

  • 抗うつ薬は燃えるような鈍痛を緩和します。

  • 疼痛が強い場合や再発が頻繁な場合は、オピオイドやNSAIDsなどの鎮痛薬が追加されることがあります。

根切除術(リゾトミー)

特定の神経線維を破壊して痛み信号を遮断する外科手術です。永久的な感覚喪失や顔面のしびれが起こる可能性があります。主な方法は次の通りです。

  • バルーン圧迫:全身麻酔下で三叉神経の絶縁層を損傷させます。

  • グリセロール注入:外来で実施し、頭蓋底の三叉神経節にグリセロールを注入します。

  • 高周波熱凝固:電流で神経線維を加熱し、痛みを止めます。

  • 定位放射線手術(ステレオタクティックラジオサージェリー):画像誘導で放射線ビームを照射し、神経根に病変を作ります。

血管除圧術(MVD)

最も侵襲的な手術で、全身麻酔下に数日間入院が必要です。三叉神経と近くの血管の間にクッション材(スポンジやティッシュ)を置き、圧迫を解除します。血管が見つからない場合は、神経の一部を切除(ニューレクトミー)して痛み信号を遮断することもあります。

ガンマナイフ放射線手術

全身麻酔が困難な患者向けに、集中した放射線ビームで神経根に徐々に病変を作り、痛み信号の伝達を妨げます。

リニアアクセラレータ放射線手術(LINAC)

高エネルギーX線を連続的に照射し、神経根に徐々に病変を形成して痛み伝達を遮断します。

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