リモナバント(アコンプリア)の副作用と注意点
リモナバントは肥満患者の体重減少を目的に開発された薬です。ブランド名アコンプリアとして欧州で販売されましたが、2008年10月に深刻な副作用が問題となり市場から撤退しました。米国FDAは承認していません。
作用機序
- リモナバントは脳内のカンナビノイド受容体1(CB1)を遮断し、食欲を大幅に抑制します。
身体的副作用
- 胃の不快感、吐き気、下痢、めまい、疲労、発汗、背部痛、筋肉痙攣、腱炎などが報告されています。
精神的副作用
- 自殺念慮、幻覚、不安、パニック、うつ、イライラ、気分変動、睡眠障害などの重篤な精神症状が報告されています。
副作用の原因
- ブラウン大学の研究者は、CB1以外の脳受容体もリモナバントが阻害する可能性があり、これが精神的副作用を引き起こすと指摘しています。この研究は2008年3月12日号の『Neuron』に掲載されました。
薬物相互作用
- リモナバントは特定の抗生物質、抗真菌薬、抗うつ薬、糖尿病薬、抗てんかん薬、HIV治療薬などと相互作用することがあります。
