体脂肪率を測定する6つの方法

体脂肪率を正確に把握するための測定方法は複数あります。目的や予算、利用できる設備に応じて最適な手法を選びましょう。

1. 皮下脂肪厚測定(スキンフォールド法)

キャリパーを使って、上腕、腹部、臀部など複数の部位の皮膚皺の厚さを測定し、皮下脂肪の推定値を算出します。手軽で費用も低く、フィットネスジムで広く利用されていますが、測定者の技術に左右されやすいという欠点があります。

2. バイオインピーダンス法(BIA)

体内に微弱な電流を流し、組織の抵抗値(インピーダンス)から体水分量を推定し、そこから体脂肪率を算出します。測定が簡便で機器も比較的安価ですが、脱水状態や直前の食事・運動の影響を受けやすい点に注意が必要です。

3. デュアルエネルギーX線吸収測定(DEXA)

低エネルギーX線を用いて骨密度と部位別の脂肪・除脂肪量を測定します。高い精度と部位別データが得られるのが特徴ですが、医療機関や専門施設でしか受けられず、放射線被曝のリスクも考慮します。

4. 水中体重測定(ハイドロスタティックウェイイング)

水中での体重と空気中での体重から体密度を算出し、体脂肪率を推定します。精度は非常に高いものの、専用のタンクや呼吸訓練が必要で、実施環境が限られます。

5. 空気置換容積測定(Bod Pod)

全身の体積を空気の置換で測定し、体密度から脂肪量と除脂肪量を算出します。測定時間が短く、被験者への負担が少ない点が利点ですが、機器が高価で設置施設が限られます。

6. BMI(体格指数)

身長と体重から算出する指標で、集団レベルの肥満リスク評価に広く使われます。計算は簡単ですが、筋肉量が多い人や高齢者など、体脂肪率と必ずしも一致しないため、単独での評価は避けるべきです。

どの測定法を選ぶかは、求める精度、利用可能な機材、健康・フィットネスの目的によって決まります。複数の手法を組み合わせて総合的に評価することが推奨され、導入前には医師や認定トレーナーと相談すると安心です。

肥満 - 関連記事