採血療法とヘモクロマトーシス、フェリチンの関係
ヘモクロマトーシスは体内に鉄が過剰に蓄積する遺伝性・二次性の疾患で、倦怠感、関節痛、肝臓・心臓・膵臓などの臓器障害を引き起こします。未治療の場合、心不全、肝がん、糖尿病などの重篤な合併症に進行します。
フェリチン検査
フェリチン検査は体内の鉄量を測定します。フェリチンは細胞内に存在し、鉄の貯蔵と調節に関わります。フェリチン値が低いと鉄欠乏、逆に高いと鉄過剰(ヘモクロマトーシス)が疑われます。ヘモクロマトーシスの診断では、除去すべき鉄量の目安を得るために測定します。
採血療法(フェロトミー)
採血療法は血液を一定量採取し、体内の鉄を減らす治療です。ヘモクロマトーシス患者は通常、週に1〜2パイント(約0.5〜1リットル)の血液を採取します。これにより血中フェリチン濃度が低下し、正常な鉄バランスが回復します。
維持療法
症状が安定した後は、2〜4か月に1パイント(約0.5リットル)の採血を継続します。定期的な採血によりフェリチン値の上昇を防ぎ、再発を防止します。
