最も一般的なIV麻酔薬

  • バルビツール系(チオペンタール、メテキシタール)
  • プロポフォール
  • エトミデート
  • ケタミン

プロポフォールは最も頻繁に使用されるIV麻酔薬で、鎮静・催眠作用があります。バルビツール系は抗けいれん作用も持ち、エトミデートは心疾患患者に適しています。ケタミンは解離性麻酔薬で、患者は目を開けていても意識がありません。

主な副作用

  • バルビツール系:発疹、不整脈、震え、腹痛、咳嗽など。
  • プロポフォール:吐き気・嘔吐、血圧・心拍数低下、注射部位の灼熱感や疼痛。
  • エトミデート:吐き気・嘔吐、血圧・心拍数変動、咳、眠気、静脈炎(注射部位の腫脹)、ミオクローヌス(筋痙攣)。
  • ケタミン:視覚障害、混乱、眠気、血圧・心拍数の上昇または低下、気分変動、吐き気・嘔吐、鮮明な夢や幻覚、手術後数週間にわたるフラッシュバック。

利点

IV麻酔薬は手術中に患者を深い睡眠状態に導き、手術中の覚醒や記憶が残らないため、術後の心理的負担を軽減します。

予防策

  • 吐き気・嘔吐:術中に制吐薬(抗嘔吐薬)を投与。
  • 震え:温めた点滴やブランケットで体温を維持。
  • 注射部位の疼痛:ゆっくり注入し、必要に応じて局所麻酔薬を併用。

留意点

全てのIV麻酔薬は副作用が出やすいものの、多くは軽度で自然に回復します。手術前に以下を医師に必ず伝えてください。

  • 既往歴・アレルギー歴
  • アルコールや薬物、違法薬物の使用状況
  • 家族に麻酔に対する副作用の既往があるかどうか

これらの情報は、適切な麻酔薬の選択と副作用のリスク低減に重要です。