月経前症候群(PMS)に効果的な避妊薬の選び方
月経前症候群(PMS)は、生理開始の約14日前から症状が現れ、生理が始まると収まります。主な症状は、抑うつ感、イライラ、疲労、にきび、頭痛、腹部膨満感、食欲増進、むくみなどです。PMSはホルモンの変動が原因とされており、ホルモンバランスを整える経口避妊薬が治療に用いられます。
Yasmin(ヤスミン)
ヤスミンは2001年に米国で発売された、比較的低用量のホルモン避妊薬です。2種類の服用法があります。
- 28錠パック:最初の21錠はエストロゲンとプロゲスチンを含み、残り7錠はホルモンなしで月経が来ます。
- 24錠パック:ホルモン量がさらに少なく、続く4錠はホルモンなしです。
ヤスミンはFDA(米国食品医薬品局)により、重度のPMSである月経前不快気分障害(PMDD)の治療薬として承認されています。PMS・PMDDの症状緩和に加え、にきびや生理前の体重増加・むくみの改善効果も期待できます。
エストロゲン・プロゲスチン併用ピル(複合ホルモンピル)
エストロゲンとプロゲスチンを組み合わせたピルは、PMSの症状を和らげるのに有効です。各製剤はホルモンの比率が異なるため、医師と相談し自分に合ったものを選びましょう。
代表的な服用パターンは以下の通りです。
- 28錠パック(21錠活性+7錠プラセボ)
- 21錠パック(プラセボなし)
- Seasonale(91日サイクル) – 年4回のみ月経が来ます
- Lybrel(2007年FDA承認) – 連続使用で月経が完全に停止します
プロゲステロン単独ピル(ミニピル)
プロゲステロンだけを含むピルは避妊効果はありますが、PMSの改善には向きません。むしろ症状が悪化するケースも報告されています。
以上のように、PMSの対策としてはエストロゲンとプロゲスチンの併用ピル、特にヤスミンのように低用量でPMDD治療承認を受けた製剤が有力です。医師と相談し、ライフスタイルや症状に合ったピルを選びましょう。
