NTM(非結核性抗酸菌)が体に及ぼす影響とは
NTM(非結核性抗酸菌)とは
NTMは結核菌とは別の抗酸菌群で、肺だけでなく皮膚、リンパ節、骨など様々な部位に感染し、さまざまな症状を引き起こします。
主な症状
- 咳、息切れ、胸痛
- 倦怠感、体重減少、発熱、夜間発汗
- 皮膚の病変、リンパ節腫脹、骨の痛み
部位別の影響
肺
肺炎、気管支炎、気管支拡張症などを引き起こし、結核やCOPDと似た所見になるため診断が難しいことがあります。
皮膚
蜂巣炎、膿瘍、肉芽腫などが現れ、湿疹や乾癬と誤診されやすいです。
リンパ節
リンパ節炎(リンパ節腫脹)を起こし、環境中のNTMや他部位からの転移が原因です。
骨・関節
骨髄炎や化膿性関節炎を引き起こし、がんや関節リウマチと見分けにくいことがあります。
診断と治療
NTM感染は診断が難しく、培養や分子診断が必要です。治療は長期にわたる抗菌薬の併用が基本で、症状緩和と合併症予防が目的です。重症例や薬剤抵抗性の場合は外科的切除が検討されます。
