血液検査のhCG総量(hCG TOTAL)とは?
hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)とは
hCGは妊娠中に胎盤が分泌するホルモンで、妊娠初期に急激に上昇し、約10〜12週でピークに達します。その後は徐々に低下し、出産までにほぼ消失します。
血液中のhCG総量(hCG TOTAL)
血液検査で測定される「hCG TOTAL」は、完全体のhCGとβサブユニット(β‑hCG)を合わせた総量です。実際の検査では、測定しやすいβ‑hCGが主に対象となります。
妊娠週数別のhCG基準値
- 非妊娠女性:5 mIU/mL 未満
- 妊娠初期(4〜6週):5〜50 mIU/mL
- 中期(7〜12週):100〜500 mIU/mL
- 後期(13〜40週):1,000〜50,000 mIU/mL
hCGで妊娠週数を推定する方法
測定したhCG値を標準曲線と比較し、対応する妊娠週数を算出します。ただし個人差が大きいため、あくまで目安として利用します。
hCG変動と妊娠経過のモニタリング
hCGが急激に低下すれば流産や異所性妊娠の可能性があり、持続的に上昇すれば正常妊娠と考えられます。単一の数値だけで診断せず、経時的な変化を医師が評価することが重要です。
注意:hCG値は個人差が大きく、検査結果は必ず医療従事者の判断のもとで解釈してください。
