塩化マグネシウムの危険性
塩化マグネシウムは燃焼性や爆発性はないものの、取り扱いを誤ると軽い不快感から重篤な健康障害までさまざまな問題を引き起こす可能性があります。以下に、主な危険と対策をまとめました。
摂取時の危険
- 致死性は低いものの、摂取量に応じて胃腸に影響し、吐き気・嘔吐から大量摂取時の下痢や重度の胃腸障害が起こります。
- 血中マグネシウムが過剰になると血中カルシウムが低下し、血液化学バランスが乱れることがあります。
- 過剰なマグネシウムは神経系を抑制し、反射作用の低下などの症状を引き起こすことがあります。
吸入時の危険
- 塩化マグネシウムの粉塵が空気中に漂うと気道粘膜を刺激し、軽度の咳や息苦しさを生じます。通常は新鮮な空気を吸うことで回復しますが、喘息患者は呼吸困難になることがあります。
- 呼吸が止まった場合は直ちに人工呼吸を行い、速やかに医師の診察を受けてください。
目への危険
- 粉塵が眼に入っても化学反応は起きませんが、刺激による不快感が生じます。大量の水で洗い流し、症状が続く場合は医療機関を受診してください。
- 安全ゴーグルを着用すれば粉塵接触を防止できます。
爆発の危険
- 塩化マグネシウム自体は爆発性がありませんが、フラン‑2‑ペロキシカルボン酸と接触すると室温でも爆発を起こすことがあります。
加熱時の危険
- 加熱により分解が進むと塩酸ガスが発生し、300℃以上になると塩素ガスも生成されます。
- 塩酸は金属を腐食させ、塩素ガスは有毒で呼吸器に有害です。
