シュウ酸塩結晶が引き起こす痛みと対処法

小さな子どもやペットがいる家庭では、室内外の植物選びに十分な注意が必要です。シュウ酸塩結晶を含む植物は、誤って噛んだり飲み込んだりすると激しい痛みや腫れを引き起こすことがあります。

シュウ酸塩結晶とは

シュウ酸塩結晶は自然界に広く存在し、肉眼ではほとんど見えないほど微小です。その形はガラスの鋭い破片のようで、触れた組織を切り裂くような刺激を与えます。

結晶を含む代表的な植物

フィロデンドロン、カラ・ユリ(カラリリー)、平和の花(ピースリリー)などの葉や樹液には、シュウ酸塩結晶が多く含まれています。

症状

シュウ酸塩結晶を含む植物の葉を噛むと、口唇や口腔内に灼熱感が走り、唇や舌が腫れ上がります。場合によっては嘔吐を伴うこともあり、重症例では呼吸困難に至ることもあります(出典:Molecular, Clinical and Environmental Toxicology: Volume 2: Clinical Toxicology)。

対処法

人が少量を誤食した程度では、特別な医療処置は不要です。まず口を十分に水ですすぎ、腫れや痛みが強い場合は市販の抗炎症薬(例:イブプロフェン)を服用してください。ペットが誤食した場合は、速やかに獣医師に相談し、必要に応じて胃洗浄や抗炎症治療を受けさせます。

注意点

子どもやペットがシュウ酸塩結晶を含む植物を誤って口にした疑いがある場合は、すぐに中毒情報センターへ連絡し、専門家の指示に従ってください。

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