銅中毒の対処法と治療ステップ
概要
銅は身近にある金属ですが、純粋な銅自体は無毒です。一方で、銅化合物は有毒であり、胃液と反応して体内に取り込まれると中毒を起こします。代表的な有害銅化合物は青硝酸(硝酸銅)、銅硫酸塩(硫酸銅)、緑青(銅錆)などです。
治療の手順
症状の確認:皮膚や髪が緑色に変色する、腹痛・下痢・嘔吐、めまい、痙攣、重度の場合はけいれんや意識障害などが見られます。
銅の曝露源を除去:長時間の接触が疑われる場合は、作業環境や使用している製品(例:水槽用薬剤、殺菌剤、殺虫剤)から銅を取り除きます。
卵白の投与:急性中毒の場合、卵白に含まれる卵白質が銅と結合し無害化します。卵白が入手できないときは牛乳でも同様の効果が期待できます。
嘔吐の誘発または胃洗浄:意識がある場合は嘔吐を促し、痙攣や意識不明の場合は鼻胃管を用いて胃洗浄を行います。活性炭の投与も有効です。重度の長期曝露では透析が必要になることがあります。
症状の対症療法:乳食中心の食事に加え、疼痛や下痢を抑える薬を使用します。
