アンチモン中毒の治療法
アンチモン(原子番号51)は安定した元素で、分解や破壊が困難です。リード蓄電池のリサイクルや半導体産業での利用が増える一方、環境中毒に比べ職業性中毒は比較的少ないです。以下にアンチモン中毒の識別と治療の手順を示します。
治療手順
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症状を把握する
少量の摂取でめまい、抑うつ、頭痛が現れ、重度では嘔吐が頻発し、数日で致死することがあります。皮膚に長時間接触すると、かゆみを伴う炎症性発疹(苔癬様皮膚炎)を引き起こすことがあります。
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応急処置
吸入が疑われる場合は新鮮な空気のある場所へ移動します。皮膚に付着した場合は汚染された衣服を脱ぎ、石鹸と水でよく洗い流します。飲み込んだ場合は口腔内をすぐにすすぎます。
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医療機関への受診
短期的な曝露は尿中のアンチモン濃度で検出できます。長期的な曝露は血液や毛髪中の濃度で評価します。
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適切な水分補給と循環管理
中毒が確認されたら、点滴による静脈内輸液と必要に応じた血管収縮薬の投与で循環状態を安定させます。
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特異的治療
胃洗浄で胃内容物を除去し、キレート療法で血中タンパク質への結合を防ぎます。主にチアベンジルが有効とされ、ジメルカプロルやスキマーも使用されます。
