腹膜腔に液体が認められないことは何を意味するか

概要

「腹膜内に液体が認められない」という所見は、腹部臓器と腹壁の間にある腹膜腔に異常な液体や異物が存在しないことを示す放射線診断用語です。超音波やCT検査でよく記載され、腹膜腔が清浄であることを意味します。

診断でのポイント

腹部の超音波・CT検査では、腹膜腔内に液体が貯留する「腹膜水」や出血、炎症、感染などの所見を探します。液体が認められない(腹膜流出なし)という結果は、これらの病態が現在は存在しない、または検出されなかったことを示します。

臨床的意義

腹膜内の液体有無は、腹膜炎、出血性腹膜炎、腫瘍性滲出、感染性腹膜炎など多くの腹部疾患の鑑別に重要です。所見が陰性であることは、これらの疾患を除外する手がかりとなり、他の臨床情報や追加検査と合わせて最終診断や治療方針の決定に役立ちます。

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