慢性膵炎の進行と対策

急性膵炎

米国消化器学会によると、慢性膵炎は多くの場合、急性膵炎がきっかけで始まります。急性膵炎は膵臓が自身の酵素に刺激されて急激に炎症を起こす状態で、主な原因は過度のアルコール摂取です。


進行

急性膵炎が繰り返されると膵臓に瘢痕が残り、慢性膵炎へと移行します。発作の頻度と重症度が増し、発症から約8〜10年で膵臓に石灰化が見られることがあります。


疫学的意義

クリーブランド・クリニックのデータでは、世界で10万人あたり1.6〜23人が毎年慢性膵炎を発症するとされています。米国だけでも年間55,000人以上が入院治療を受けています。


症状

急性・慢性膵炎の主な症状は腹痛、悪心・嘔吐、発熱、黄疸、ショック、体重減少です。慢性膵炎の場合、これらの症状が持続的に現れます。


がんリスク

稀ではありますが、慢性膵炎は膵臓がんのリスクを高めることが報告されています。


治療

治療は疼痛管理と栄養状態の改善が中心です。内視鏡で膵管の観察・ドレナージを行うことが一般的で、重症例では膵臓の一部切除手術が必要になることがあります。

希少疾患 - 関連記事