上腸間膜動脈症候群(SMA症候群):症状・原因・診断と治療

概要

上腸間膜動脈症候群(SMA症候群)は、上腸間膜動脈が十二指腸(小腸の最初の部分)を圧迫することで起こります。主な症状は吐き気、嘔吐、腹痛、体重減少です。

罹患率とリスク要因

非常に稀な疾患で、人口の約0.1%にしか見られません。細身の人や内臓脂肪が少ない人に多く発症します。

診断

診断は症状と身体診察に基づきます。必要に応じて超音波検査やCTスキャンなどの画像診断で動脈と十二指腸の位置関係を確認します。

治療法

症状の重さや原因に応じて以下の方法が取られます。

  • 体重増加:低体重の場合は栄養補給で体重を増やします。
  • 内臓脂肪の増加:適切な食事と運動で腹部の脂肪層を厚くし、血管と腸の間隔を広げます。
  • 薬物療法:疼痛緩和や制酸剤などを使用します。
  • 手術:圧迫が強く保存的治療で改善しない場合、血管や腸の位置を調整する手術を行います。

多くの患者は保存的治療で症状が改善しますが、重症例では手術が必要になることがあります。

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