白板状苔癬と歯科用金属の関係
白板状苔癬とは
白板状苔癬は、30〜70歳の成人に多く見られる炎症性疾患で、皮膚、爪、粘膜に赤紫色のかゆみを伴う斑点や白いレース状の斑点が現れます。口腔内では灼熱感や歯茎の痛み、食事や歯磨き時の圧痛、金属味が生じることがあります。感染性はなく、原因は不明ですが、アレルギー反応や自己免疫反応、C型肝炎ウイルス感染が関与すると考えられています。
歯科用金属と白板状苔癬
メイヨークリニックによると、歯科用金属への過敏症は白板状苔癬の認知された誘因の一つです。パッチテストで金属アレルギーの有無を調べ、皮膚や病変の生検で診断を確定します。
白板状苔癬と歯科用金属に関する研究
米国国立衛生研究所は、金、銀、水銀などの歯科用金属と白板状苔癬の関連を示す複数の研究を報告していますが、因果関係はまだ確定していません。
白板状苔癬の治療法
皮膚症状には抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬、光線療法が用いられます。口腔内の症状にはステロイド含有のうがい薬やスプレー、ゲル、軟膏が処方され、必要に応じて全身ステロイドや免疫抑制剤が使用されます。重症例では、症状を引き起こす金属を除去することが検討されます。
金属への過敏症から身を守るには
かゆみを伴う皮膚発疹が従来の治療に反応しない、または口腔内の組織に変化が見られる場合は、金属へのアレルギーや自己免疫反応が疑われます。医師の診断を受け、必要に応じて歯科医と代替材料(セラミックや樹脂など)について相談してください。
