帯状疱疹の症状と対策

帯状疱疹は、水痘ウイルス(帯状疱疹ウイルス)が神経に潜伏し再活性化することで起こる、痛みを伴うウイルス性皮膚疾患です。最も特徴的な症状は、体の一側に現れる赤い発疹と水疱です。水疱が破裂すると液体がたまり、強い痛みやかゆみを伴います。完治させる治療法はありませんが、症状を緩和し、合併症や後遺症を防ぐ方法があります。

原因

水痘(水ぼっくり)にかかったことがある人は、帯状疱疹のリスクがあります。水痘ウイルスは神経節に潜伏し、免疫力が低下したときに再活性化して帯状疱疹を発症します。特に50歳以上の高齢者や、化学療法・免疫抑制剤を使用している人は発症しやすくなります。

その他の症状

発疹や水疱が現れる前に、まずは刺すような痛み、灼熱感、チクチク感が現れます。これらは体や顔の片側に限局することが多く、倦怠感や全身のだるさ、胃腸の不調を伴うこともあります。稀に、発疹が出ないまま痛みだけが続くケースもあります。

水疱(ブリスター)

初期症状の数日後に、赤い斑点が現れます。これらは次第に水疱へと成長し、3〜10日でかさぶたができ、最終的に3〜5週間で消退します。水疱が治癒した後は、皮膚の色素沈着や色素脱失が残ることがあります。

治療法

帯状疱疹の治療は抗ウイルス薬が中心です。ウイルスの増殖を抑えることで症状の期間を短縮し、帯状疱疹後神経痛(後遺症)のリスクを低減します。ステロイド薬は痛みの軽減や神経痛予防に有効です。また、医療用ローションや冷湿布で水疱のかゆみ・痛みを和らげ、掻き壊しや感染を防ぐことが重要です。

予防と注意点

帯状疱疹自体は感染力がありませんが、水疱の液体には水痘ウイルスが含まれています。水痘にかかったことがない妊婦や乳幼児は接触を避ける必要があります。発疹がある間は、他人への接触を控えることが推奨されます。

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