粟粒結核(脂肪結核)の症状と兆候

粟粒結核(脂肪結核)は、結核菌が血流やリンパ系を通じて肺以外の全身に拡散する形態です。感染は数年潜伏することもあれば、急速に症状を呈することもあります。メリーランド大学医学センターによれば、結核患者の大多数は粟粒型へは進行しませんが、免疫低下者や高齢者、子どもはリスクが高いとされています。

呼吸器系の症状

  • 粟粒結核は常に肺から始まります。結核菌が肺に侵入すると、細菌が集まった部位の周囲に「結節」と呼ばれるこぶが形成されます。結節は肺組織を刺激・損傷し、咳や血痰を引き起こします。また、肺機能や容量が低下し、息切れや呼吸困難、胸痛が生じることがあります。

発熱、寒気、夜間の発汗

  • 体が感染と闘うために体温が上がり発熱します。熱が上がると体は汗をかいて体温を下げようとし、その後に寒気を感じることが多く見られます。

食欲不振、体重減少、貧血

  • 発熱や全身倦怠感により食欲が低下し、食事摂取が減少します。病気と闘うためにエネルギー消費が増えるため、食欲低下と相まって急激な体重減少や貧血が起こります。

リンパ節・肝臓・脾臓の腫れ

  • リンパ節は細菌を捕捉し、白血球が殺すまでの拠点となります。全身性の感染では細菌がリンパ節に集まり腫脹します。血液を浄化する肝臓や脾臓も同様に腫れることがあります。

関節痛

  • 結核菌が骨に広がると、該当する骨や関節に痛みが出ます。また、発熱や全身倦怠感に伴い関節痛が生じることもあります。

その他の症状

  • 結核は体のどの部位にも転移し得るため、症状は感染した臓器によって大きく異なります。腎臓に感染すれば腰痛や血尿が現れ、皮膚に現れれば発疹が出ます。さらに、感染が拡がった後に潜伏期間があり、数年にわたって無症状でいることもあります。

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