関節リウマチのガイドライン
関節リウマチ(RA)は、関節の滑膜(シノビウム)を攻撃し、炎症と徐々に関節が破壊される慢性疾患です。米国関節炎財団によれば、米国内で約130万人が罹患しています。年齢は問わず発症しますが、特に中年層に多く見られます。完治は望めませんが、適切な治療により充実した生活が可能です。
原因
- 正確な原因は不明ですが、遺伝的要因が関与しています。関節リウマチ遺伝子を持つ人が感染や環境要因にさらされると、自己免疫反応が引き起こされ、滑膜が攻撃されます。
症状
- 初期症状:関節の腫れ・痛み、熱感、手の赤み・腫脹、倦怠感、体重減少、皮下結節、発熱、朝のこわばり(30分以上)。
- 進行した症状:関節変形、貧血、長期患者に見られるハンマートゥなど。
留意点
- 症状はまず手・手首・足首・足など小関節に現れ、病勢が進むと大関節にも広がります。
病期
- 第1期:滑膜の炎症と腫脹が起こり、初期症状が出現。
- 第2期:滑膜が肥厚し、細胞増殖が活発になる。
- 第3期:炎症細胞が酵素を放出し、軟骨や骨を分解。関節変形など重篤な症状が現れる。
診断
- 関節の視診・触診に加え、血液検査で貧血(赤血球減少)、感染(白血球増加)、フェルティ症候群(白血球減少)などを評価。
- 血小板増加、沈降速度上昇、C反応性タンパク、リウマチ因子、抗核抗体なども測定。
- 画像診断としてX線、超音波、MRI、骨密度測定が用いられる。
治療
- 早期治療が進行抑制と生活の質向上に不可欠です。
- 薬物療法:疼痛・炎症緩和のためのNSAIDs、DMARDs(疾患修飾性抗リウマチ薬)など。
- 外科的治療:関節置換術、腱修復、滑膜除去術などが行われます。
