関節リウマチの予後と自然経過
予後
- 発症後2年以内に完全寛解を得る患者は全体の約20〜30%。
- 多くの患者は活動期と寛解期が交互に現れる再燃・寛解の経過をたどる。
- 約10〜20%の患者は進行性の骨破壊を伴い、重度の関節障害と機能障害へと進行する。
- 予後は以下の要因で左右される。
- 発症年齢
- 病勢の重症度
- 関節外症状の有無
- 治療への反応性
自然経過
関節リウマチの自然経過は大きく4つの段階に分けられる。
1. 初期(0〜6か月)
滑膜の炎症が中心となり、関節の痛み・腫脹・こわばりが出現する。
2. 発症期(6か月〜2年)
炎症が広がり、複数関節に及ぶ。関節破壊が始まり、疲労感・体重減少など全身症状が現れることもある。
3. 後期(2〜10年)
関節破壊が進行し、歩行や着替えなど日常生活動作が困難になる。
4. 末期(10年以上)
重度の関節障害と機能障害が確立し、日常生活全般に介助が必要となり、外出が困難になることが多い。
