食事療法
除去食(エリミネーションダイエット)
全ての食品が関節リウマチ(RA)の症状を悪化させるわけではありません。除去食は、症状を引き起こす可能性のある食材を特定するための方法です。医師や管理栄養士の指導のもと、食事日誌をつけながら、乳製品、ピーナッツ、小麦、卵、豆腐・大豆、トマト、トウモロコシ、魚介類など、一般的に問題が報告されやすい食品を順に除いていきます。除去した食材ごとに症状の変化を観察し、改善が見られればその食品がトリガーである可能性が高まります。
栄養管理
バランスの取れた食事と体重管理
体重が適正範囲に保たれると、関節への過剰な負担が軽減されます。タンパク質は組織修復に不可欠な栄養素であり、意図的に制限すべきではありません。医師や管理栄養士と協力し、個々の状態に合わせたカロリーと栄養バランスを考慮した食事プランを作成しましょう。
魚油の活用
メイヨークリニックによると、EPA・DHA を多く含む魚油は、RA の痛みやこわばりを和らげる可能性があります。サバ、マグロ、サーモンなどの脂肪分の多い魚を食事に取り入れるか、魚油サプリメントで補う方法があります。ただし、血液をサラサラにする薬剤や免疫抑制薬と併用する場合は、必ず医師に相談してください。
ヴィーガン食
メリーランド大学医学センターの研究では、動物性タンパク質中心の西洋食から植物性タンパク質中心のヴィーガン食へ切り替えることで、RA の症状が改善した例が報告されています。ヴィーガン食を選択する際は、豆類、ナッツ、種子、全粒穀物などから十分なタンパク質と必須栄養素(ビタミンB12、鉄、カルシウム、オメガ3脂肪酸)を摂取できるよう配慮が必要です。導入前に医師と相談し、栄養バランスが保たれるよう計画しましょう。
