にきび治療薬に含まれる化学物質の副作用
効能
市販のにきび治療薬は、継続的に使用すれば比較的効果が期待できますが、効果が現れるまでに最大で8週間かかることがあります。処方された外用薬や内服薬は、軽度・中等度・重度のにきびすべてに使用できますが、慎重に取り扱う必要があります。
軽度の副作用
ベンゾイル過酸化物は、刺すような痛み、灼熱感、皮膚の赤みや剥離、乾燥を引き起こすことがあります。米国食品医薬品局(FDA)は安全性が不明なため、ベンゾイル過酸化物を第III類医薬品に分類しています。
イソトレチノインは、皮膚の発疹、かゆみ、剥離、赤みを伴うことがあります。
テトラサイクリン系抗生物質は、過剰使用により耐性菌が出現するリスクがあります。
経口避妊薬は、過剰なアンドロゲン産生が原因のにきびに有効ですが、体重増加などの副作用があります。
重度の副作用
ベンゾイル過酸化物は、実験動物で皮膚癌(カルシノーマ)の発生が報告されています。
イソトレチノインの使用により、血中脂質や肝酵素の上昇、脱毛、うつ病、勃起不全、肝炎、炎症性腸疾患などの重篤な副作用が起こることがあります。
テトラサイクリンは、歯の虫歯や変色を引き起こすことがあります。
経口避妊薬の使用者は、膣出血、血栓症リスクの増加、心筋梗塞や脳卒中、月経不順、むくみ、頭痛、倦怠感などが報告されています。
イソトレチノイン使用時の注意
FDAは、イソトレチノインを使用する患者に対し、iPLEDGEという副作用に関する同意書への署名を義務付けています。また、女性がこの薬を使用する際は、2種類以上の避妊法を併用する必要があります。
