プラーク型乾癬の局所治療で期待できること
プラーク型乾癬の局所治療で期待できること
プラーク型乾癬の治療では、まず局所薬が第一選択となります。患部に直接塗布することで、炎症・かゆみ・鱗屑(うろこ)を抑える効果が期待できます。
主な局所薬の種類
症状の重症度や個人の好みに合わせて選択します。代表的なものは以下の通りです。
- ステロイド外用薬:炎症やかゆみを速やかに抑える抗炎症剤。クリーム、軟膏、ローション、スプレーなど様々な形状があります。
- ビタミンD誘導体:皮膚細胞の増殖を抑制し、炎症を軽減します。クリーム、軟膏、溶液などで使用されます。
- レチノイド:ビタミンA誘導体で、炎症を抑えつつ皮膚細胞のターンオーバーを促進します。クリーム、ジェル、ローションがあります。
- カルシポトリエン:ビタミンDの合成体で、軽度~中等度のプラーク型乾癬に有効です。クリーム、軟膏、溶液で提供されます。
- アンソラリン:タール様の成分で、炎症を抑え皮膚細胞の代謝を促します。クリーム、軟膏、溶液があります。
- サリチル酸:角質溶解剤として、古い角質を除去し鱗屑を減少させます。クリーム、軟膏、ローション、ジェルで使用されます。
- コールタール:古くから用いられる治療薬で、炎症・かゆみ・鱗屑の緩和に効果があります。クリーム、軟膏、ローション、シャンプーなどがあります。
使用方法のポイント
多くの局所薬は1日1回または2回、患部に薄く伸ばすのが基本です。製品ごとに用法・用量が異なるため、必ず添付文書や医師・薬剤師の指示に従ってください。
主な副作用
局所薬でも以下のような皮膚刺激が起こることがあります。
- 刺激感・かゆみ
- 乾燥
- 焼けるような痛み
- チクチク感
- 日光過敏症
- にきび様発疹
- 毛髪の増加
ほとんどは軽度で数日〜数週間で改善しますが、強い刺激や広範囲にわたる症状が続く場合は使用を中止し、医師に相談してください。
受診の目安
次の場合は速やかに皮膚科を受診しましょう。
- 局所薬だけでは症状が改善しない
- 重篤な副作用が現れた
- 治療法や症状について不安や疑問がある
