子どもの甲状腺障害のサインと症状
甲状腺は首にある腺で、全身の細胞の機能に必要なホルモンの産生と分配を調整します。子どもが甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモンが不足)になると、様々な症状が現れます。一方、甲状腺機能亢進症(ホルモン過剰)になると別のサインが見られます。先天的に甲状腺が欠損・未発達で生まれるケースや、家族から遺伝するケースもあります。
甲状腺機能低下症(低甲状腺)
-
エネルギーが不足し、過度の疲労感を訴えることが多いです。心拍数が低下し血行不良になるため、体温が低く、常に寒さを感じます。毛髪は脆く折れやすく、皮膚は乾燥して蒼白または黄色がかります。便秘が頻繁に起こります。成長が遅れ、身長が同年齢の子どもより低いことがあります。甲状腺機能が回復するまで、思春期が遅れることもあります。新生児の場合、症状は軽いことが多いですが、舌が大きく出っ張る、顔がむくむ、皮膚や眼球が黄色くなる、頻繁にむせるといった兆候が見られます(Mayo Clinic)。
甲状腺機能亢進症(高甲状腺)
-
心拍数が上がり、落ち着きがなくなります。集中力が続かず、しばしば落ち着かない様子が見られます。発汗や震えが増え、睡眠障害が起こりやすくなります。食欲は増加する一方で体重が減少することがあります。目が大きく開いているように見える、または眼球が突出して見えることもあります。
甲状腺腫(甲状腺肥大)
-
甲状腺機能低下症・亢進症のいずれでも甲状腺が腫れることがあります。腫れた甲状腺が首から突出し、しこり(結節)ができることもあり、甲状腺疾患のサインと考えられます。
