甲状腺疾患と橋本病の概要
起源
橋本病は、1912年に日本の医師橋本清が最初に報告した甲状腺炎です。慢性リンパ性甲状腺炎、自己免疫性甲状腺炎とも呼ばれ、甲状腺炎の中で最も一般的です。
甲状腺の機能
甲状腺は食事中のヨウ素を取り込み、甲状腺ホルモンへと変換します。橋本病では甲状腺細胞がこの変換を正常に行えず、下垂体が甲状腺を刺激するホルモンを過剰に分泌して補償しようとします。
診断
血液検査で甲状腺抗体を測定することで橋本病を判定できます。患者の95%で抗体が陽性となり、甲状腺が肥大(甲状腺腫)して触知できることもあります。
治療
毎日の甲状腺ホルモン補充療法で症状を管理します。治療開始後は甲状腺が縮小し、体内でのヨウ素代謝が正常化します。合成ホルモンと天然由来のホルモンの両方が利用可能です。
著名人の例
橋本病を抱えながらも活躍した有名人には、ロッド・スチュワート、ジョージ・H・W・ブッシュ、カール・ルイス、ロジャー・エバート、ジョー・ピスコポ、ジョン・アダムズなどがいます。
