甲状腺疾患と食事:何を食べるべきか
アメリカ甲状腺協会の調査によると、生涯で約12%(約2000万人)の米国人が甲状腺の問題を抱えるとされています。甲状腺は首の前部にある小さな腺で、代謝を調整するホルモンを分泌します。甲状腺機能が過剰または不足すると、さまざまな健康障害が起こります。原因は一つに絞れませんが、食事に注意することで症状の予防・緩和が期待できます。
健康的な食事
甲状腺に問題がある場合、まずは医師の診断を受け、必要に応じてホルモン補充薬を使用してください。その上で、以下のような新鮮で加工されていない食品を中心に摂ると、甲状腺の働きをサポートできます。
- たんぱく質:魚、卵、チーズ、ナッツ、ピーナッツバター、赤身肉など。
- カルシウム:サーモン、ほうれん草、アーモンド、牛乳、ヨーグルト、チーズなど。
- ビタミンA:にんじんやかぼちゃなどの黄・橙色野菜、卵、濃い緑色野菜。
- ビタミンB群:バナナ、ジャガイモ、豆類、レンズ豆などの全粒食品。
- ビタミンC:ブロッコリー、イチゴ、カリフラワー、ケール、パプリカ、トマト、ズッキーニ、アスパラガス、オレンジ、キウイ、パイナップル。
避けるべき食品・飲料
甲状腺機能を悪化させる可能性のあるものは次のとおりです。
- カフェインを含むコーヒー、炭酸飲料、エナジードリンクなど。血圧や心拍数を上昇させます。
- エフェドラやその抽出物(エフェドリン、プソイドエフェドリン)を含む市販の風邪薬。頭痛、不眠、神経過敏、高血圧を引き起こすことがあります。
- 大量の大豆製品。大豆は「ゴイトロゲン」と呼ばれる物質を含み、甲状腺の腫大(甲状腺腫)を促進する恐れがあります。影響は議論の余地がありますが、医師は摂取を控えるよう勧めることが多いです。
注意事項
甲状腺の異常が疑われる場合は、必ず医師に相談し、血液検査でホルモン値を確認してください。甲状腺機能亢進症(バセドウ病)や低下症(橋本病)の治療には、薬物療法が基本です。食事は薬の代わりではなく、あくまで補助的な役割として取り入れましょう。
