血液検査で分かる甲状腺機能低下のサインと症状

甲状腺は首の前部に位置する蝶形の腺で、体のエネルギー代謝を司るホルモンを分泌します。甲状腺が十分なホルモンを作れない状態を甲状腺機能低下症(甲状腺低下症)と呼び、血液検査で確認できます。主な症状は以下の通りです。

倦怠感・筋力低下

異常なほど疲れやすく、筋力が低下すると甲状腺低下症の可能性があります。ホルモン不足により全身の代謝が低下し、筋肉の働きが低下するとともに、脳内の神経伝達バランスが乱れ、うつ症状が現れることもあります。

爪のもろさ

爪が割れやすく、剥がれたり裂けやすい場合も甲状腺低下症のサインです。甲状腺ホルモンが不足すると、爪の構成たんぱく質の合成が減少し、強度が低下します。乾燥が原因でもありますが、長期間続く場合は医師に相談してください。

乾燥肌

皮膚の保湿力が低下し、かさつきや赤み、かゆみ、ひび割れが起こります。甲状腺ホルモンが不足すると、皮膚の代謝が低下し、潤いを保つ機能が弱まります。

便秘

腸の蠕動が遅くなり、排便回数が減少したり、硬くなったりします。甲状腺ホルモンの低下は消化管の運動を抑制し、便秘を引き起こすことがあります。

記憶力・思考力の低下

物忘れや考えがまとまらないといった認知機能の低下も見られます。甲状腺ホルモンは脳の代謝に関与しているため、不足すると記憶や集中力が低下します。

月経異常

女性では月経が不規則になったり、出血量が増えることがあります。甲状腺ホルモンはエストロゲン・プロゲステロンのバランスを調整しているため、機能低下が月経周期に影響します。

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