Thyrolar と Armour Thyroid の違いは何ですか?
甲状腺疾患の治療では、甲状腺ホルモンの補充が必要になることがあります。T3 と T4 の組み合わせ薬として、Armour Thyroid と Thyrolar が処方されることがありますが、成分や特性に重要な違いがあります。
Armour Thyroid(アーマー・サイロイド)
自然由来の乾燥製剤で、豚の甲状腺から抽出したレボチロキシン(T4)と L‑トリヨードチロニン(T3)を含みます。製造は Forest Laboratories 社。
有効成分
Thyroid Powder, USP(甲状腺粉末)
賦形剤(無効成分)
- デキストロース
- 微結晶セルロース
- ナトリウムデンプンジアセテート
- ステアリン酸カルシウム
- Opadry White(漂白剤)
Thyrolar(サイロール)
合成製剤で、レボチロキシンナトリウム(T4)と L‑トリヨードチロニン(T3)を含みます。製造は Forest Laboratories 社。
有効成分
合成 T3/T4 の組み合わせ
賦形剤(無効成分)
- リン酸カルシウム
- コロイドシリカ(珪酸シリカ)
- コーンスターチ
- ステアリン酸マグネシウム
- ラクトース
- 着色剤
Armour Thyroid と Thyrolar の T3/T4 含有量比較
Armour Thyroid は 1 粒あたりレボチロキシン 38 µg(T4)とリオチロニン 9 µg(T3)を含みます。Thyrolar は 1 粒あたりレボチロキシン 50 µg(T4)とリオチロニン 12.5 µg(T3)です。
アレルギーへの配慮
両製剤とも賦形剤に対するアレルギー反応が起こる可能性がありますが、Thyrolar の着色剤は追加のアレルギーリスクとなります。
その他の考慮点
- 合成薬は一部の患者で耐性が低いことがあります。
- ベジタリアンの方は動物性成分を含む Armour Thyroid より、Thyrolar を好むことがあります。
- 医師の処方は経験や教育背景により異なり、特定の製剤を好む医師もいれば、どちらか一方を処方しない医師もいます。
