甲状腺検査の種類と概要
触診(身体診察)
触診は甲状腺機能異常を最初に疑う際に用いられます。患者が甲状腺機能低下や過剰の症状を訴えると、医師は首の甲状腺を触って腫大や硬さなどの身体的所見を確認します。
T4(サイロキシン)血液検査
T4検査は血中のサイロキシン濃度を測定する最も一般的な甲状腺検査です。米国をはじめ多くの国で新生児スクリーニングに実施され、子供から成人まで甲状腺機能低下症の診断に広く利用されています。
TSH(甲状腺刺激ホルモン)検査
TSH検査はT4検査を補完し、甲状腺機能低下症の長期管理にも使用されます。下垂体から分泌されるTSHは甲状腺のT4・T3産生を調節し、低下症ではTSHが上昇、過剰症では低下します。
甲状腺超音波検査
超音波は痛みがなく非侵襲的に甲状腺の大きさ・形状を評価できる検査です。甲状腺肥大の確認や、結節の有無・経過観察に頻繁に用いられます。
細針吸引細胞診(FNA)
細針吸引生検は甲状腺結節の癌細胞有無を調べる方法です。局所麻酔下で医師の診療室で実施し、数本のサンプルを採取して顕微鏡で診断します。
まとめ
これらの検査は甲状腺のサイズ、機能、病変の有無を総合的に評価し、適切な診断と治療方針の決定に役立ちます。
