転移性甲状腺がんの治療法とは?
米国では毎年約2万件の甲状腺がんが新たに診断されており、転移性の場合でも適切な治療により病勢の進行を抑え、良好な予後が期待できます。
甲状腺がんの種類
- 乳頭状癌、濾胞癌、髄様癌、未分化癌、甲状腺リンパ腫などが主なタイプです。特に乳頭状癌は全症例の約80%を占めます。
転移の定義と診断
- 転移とは、がん細胞が原発部位から他の臓器や組織へ広がることを指します。甲状腺全摘術(甲状腺摘出術)は、がんの進行を防ぐ標準的な手術です。
手術後の管理
- 甲状腺摘出後は、終生にわたってレボチロキシンなどの甲状腺ホルモン補充薬を服用し、TSH(甲状腺刺激ホルモン)を抑制します。TSHが高いと残存がん細胞の増殖リスクが高まります。
治療法
- 放射性ヨード療法(RAI)は、残存甲状腺組織や転移巣を破壊するために用いられます。転移性甲状腺がんの一部例では、外部ビーム放射線療法も併用されます。
予後
- 治療成績は非常に良好で、90%以上の患者が治癒します。特に乳頭状癌は、濾胞癌に比べて予後が良いとされています。
