低甲状腺機能症の見つけ方と診断手順
低甲状腺機能症(甲状腺ホルモンの分泌低下)は代謝が低下し、疲労感や体重増加などの症状を引き起こします。特に女性、閉経期の女性に多く見られ、リスクが高いのは高齢者や放射線治療を受けた患者です。診断は血液検査で簡単に行うことができます。
診断の手順
- 甲状腺ホルモンのラジオ免疫測定(T3・T4)
血中のT3およびT4濃度を測定し、低値であれば甲状腺ホルモン補充薬が処方されます。
- 甲状腺結合グロブリン(TBG)検査
ホルモンを運搬するタンパク質の量を測定し、低値は低甲状腺機能の指標となります。
- TSH(甲状腺刺激ホルモン)測定
下垂体から分泌されるTSHを測定し、TSHが上昇している場合は甲状腺ホルモンが不足していることを示します(正常範囲:1〜5 mIU/L)。
- ヨウ素取り込みテスト
甲状腺細胞がヨウ素を取り込む能力を評価し、取り込み率が低いと甲状腺機能低下が疑われます。
これらの検査結果を総合的に判断し、医師が適切な治療方針を決定します。早期発見と適切な管理が、症状の改善と健康維持につながります。
