I-131放射性ヨウ素治療の副作用と注意点
作用機序
甲状腺は魚やヨウ化塩などの食事からヨウ素を取り込み、甲状腺ホルモンを合成します。放射性ヨウ素(I‑131)は甲状腺細胞に取り込まれ、細胞を破壊してホルモン産生を抑制します。
主な副作用
I‑131を服用すると甲状腺組織が大幅に減少し、ほとんどの患者が生涯にわたって甲状腺ホルモン剤(レボチロキシンなど)を服用する必要があります。これが最も頻繁に見られる副作用です。
喉・首の症状
投与後数日で喉の痛みや首の圧痛を感じることがあります。アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの鎮痛剤で緩和できます。稀に数週間続く重度の不快感が出ることもあります。
吐き気
服薬後数時間にわたって吐き気を訴えることがあります。医師は投与前に最低2時間は食事を控えるよう指示します。
女性への配慮
授乳中の方は投与前に授乳を中止してください。妊娠中の方は胎児に影響を及ぼすため、I‑131治療は禁忌です。
放射能に関する注意
治療後数日は他人やペットへの放射線曝露を防ぐため、以下の点に注意してください。
- 長時間密接に座らない。
- 食器、カトラリー、飲み物は家族と共有しない。
- トイレ使用後は手を十分に洗う。
