腺がん(腺癌)の原因と対策
腺がん(腺癌)とは
腺がんは上皮組織に発生する悪性腫瘍で、皮膚や消化管、呼吸器など体表面や内腔を覆う組織にできやすいです。名前の通り腺組織由来と考えられ、直腸、食道、結腸、肺など様々な臓器で発生します。腺がんは一般的に転移しやすく、早期の治療が重要です。
主な罹患部位と発生率
腺がんは部位によって治療法や予後が異なります。女性では乳がん、子宮頸がん、膣がんが多く、男性では前立腺がんが数千人に及びます。膵臓がんは年間約5万人が診断され、その半数以上が末期です。肺がんと結腸がんは最も頻度の高い腺がんで、特に米国で多く報告されています。
肺がん・大腸がんにおける腺がん
肺がん患者の約10%が腺がん型で、喫煙が最大のリスク要因とされています。大気汚染も影響します。大腸がん(結腸直腸がん)も腺がんが主流で、欧米の食生活—高脂肪・低食物繊維—が発症に関与すると考えられています。
治療法
腺がんの治療は腫瘍の種類・部位・進行度に応じて選択されます。外科的切除が可能な場合は手術が第一選択となり、術後に化学療法や放射線療法を併用して再発予防を行います。進行例では化学療法と放射線療法が中心となります。
予後
早期に診断されれば予後は比較的良好です。例えば大腸がんはステージⅠで約93%の5年生存率がありますが、ステージⅣになると8%に低下します。肺腺がんもステージⅠで90%以上の生存率が期待でき、ステージが進むにつれて生存率は急激に下がります。
