潰瘍症状の緩和方法
潰瘍症状の即時緩和
潰瘍の痛みや不快感は30分から3時間続くことがあります。すぐに症状を和らげるには、市販または処方の制酸剤を服用するか、牛乳を一杯飲むと胃のpHが中和され、症状が止まります。ただし、制酸剤は他の薬の吸収を妨げるため、1〜2時間は他の薬を服用しないでください。
食生活の改善
潰瘍症状は一時的に対処しても根本的な解決にはなりません。特に再発する痛みがある場合は、食習慣を見直すことが重要です。
食べ物自体が潰瘍を直接引き起こすわけではありませんが、脂肪分が多いものや辛いものは胃酸の分泌を促し、症状を悪化させます。問題になる食品例は以下の通りです。
- 高脂肪食品、スパイシーな料理
- グラノーラ、全粒粉、未加熱の野菜
- 高脂肪の調理油、ナッツ・種子類
- 柑橘類、ベリー類、加工肉、イワシ・アンチョビ
- 強い調味料や漬物、チョコレート、トマト製品
食事の取り方も症状緩和に影響します。食事を抜いたり過食したりすると胃酸が増え、痛みが出やすくなります。1日3回の小さめの食事と、3回の間食を均等に取るようにし、ゆっくり座ってよく噛んで食べましょう。
食後すぐに横になると胃酸が増えて症状が悪化します。食後最低1時間は横にならず、就寝の3時間前までに最後の食事を済ませるように計画してください。
医師の受診
潰瘍の大半はヘリコバクター・ピロリ菌(H. pylori)感染か、長期の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)使用が原因です。原因が明確でない場合は、抗生物質の投与や薬剤の変更だけで根本的な緩和が得られることがあります。
以下のような症状が現れたら、直ちに医師の診察を受けてください。
- 腹痛が急に強くなる、または鋭くなる
- 血が混じった嘔吐、またはコーヒーかすのような内容物
- 黒くタール状の血便
これらは緊急性が高いため、速やかに救急外来を受診してください。
