潰瘍性大腸炎の症状の見分け方と対処ポイント
潰瘍性大腸炎とは
潰瘍性大腸炎は、遺伝的要因が関与する慢性的な炎症性腸疾患で、大腸と直腸の粘膜に炎症が起こります。クローン病と合わせて炎症性腸疾患(IBD)と呼ばれます。腸の免疫系が異常に活性化し、病原体が存在しなくても炎症が引き起こされ、結果として大腸全体に潰瘍が形成されます。
主な症状
- 発熱:急性の炎症発作時に高熱が出ることがあります。夜間の発汗、吐き気、倦怠感を伴うことが多いです。
- 腹部左側の痙攣痛:排便前に強い痛みが出て、排便後にすぐに緩和します。炎症が直腸からS状結腸・下行結腸に及ぶため、左側腹部に痛みが感じられます。
- 頻回の下痢:軟便や水様便が3回以上続くことが特徴です。突発的な排便衝動が起こります。
- 直腸出血:軽度の炎症では間欠的に出血し、重度になると排便時に痛みや不快感が伴います。
- 血便・膿便:炎症がS状結腸まで広がると、血液が混ざった便や膿・粘液が付着した便が見られます。
- 食欲不振と体重減少:食事摂取量が減少し、結果として体重が減少します。下痢に伴う脱水も注意が必要です。
- 腸外症状:関節痛(手足や肩)、口腔潰瘍、目の炎症(結膜炎や虹彩炎)、下肢の皮膚病変などが出ることがあります。これらは腸症状と同時に、または先行して現れることがあります。
